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丸め


丸め

丸めとは、数値を元の値に近づけたまま簡略化する処理です。この処理は、数学、金融、工学、日常生活など、さまざまな分野で使用され、数値の扱いや理解を容易にします。

丸めを理解する

数値を四捨五入するということは、ほぼ同じだがより短い、またはより単純な別の数値に置き換えることを意味します。「四捨五入ルール」は、指定された小数点以下の桁数によって決まり、四捨五入する桁を増やすか、そのままにするかを決定します。

最も近い整数に丸める

最も近い整数に丸めるときは、小数点第 1 位の数字 ( \(10^{-1}\) ) を参照します。この数字が 5 以上の場合は切り上げ、5 未満の場合は切り捨てます。例:

特定の小数点以下の桁数に丸める

丸めは、整数だけでなく、任意の小数点以下桁に行うことができます。ルールは同じです。指定された桁の次の桁を見ます。5 以上の場合は切り上げます。5 未満の場合は切り捨てます。たとえば、 \(3.14159\)小数点以下 3 桁に丸めると、小数点以下 4 桁目が 5 なので、 \(3.142\)になります。

切り上げと切り捨て

切り上げ(プログラミングの文脈ではceilとも呼ばれる) は、数値を最も近い大きい整数に丸めることを意味します。たとえば、 \(2.1\)を切り上げると\(3\)になります。切り下げ(プログラミングの文脈ではfloorとも呼ばれる) は、数値を最も近い小さい整数に丸めることを意味します。たとえば、 \(2.9\)を切り下げると\(2\)になります。

有意性の丸め

有効桁数による丸めは、数値を指定された有効桁数に丸める別の丸め方法です。有効桁数とは、数値の正確な値の一部であるゼロ以外の数字またはゼロです。たとえば、 \(12345\)を 3 有効桁に丸めると\(12300\)になり、 \(0.004567\)を 2 有効桁に丸めると\(0.0046\)になります。

実例

丸めが特に役立つ状況をいくつか示します。

丸め誤差

丸めには問題がないわけではありません。丸められた数値が元の値から大きく離れると丸め誤差が発生し、不正確になります。丸められた数値が多数含まれる計算では、これらの誤差が大きくなる可能性があります。丸め誤差を最小限に抑えるには、必要な場合にのみ数値を丸め、状況に応じて可能な限り多くの有効桁数を維持することが重要です。

丸めの実験

部屋の長さを測って、 \(12.345\)メートルという結果が出たとします。カーペットを注文するときに、会社から 10 分の 1 メートル単位の測定値を求められた場合は、測定値を\(12.3\)メートルに丸めます。ただし、部屋にぴったり収まるようにアイテムをカットするなど、より正確な作業を行う場合は、100 分の 1 メートル単位、つまり\(12.35\)メートルの測定値が必要になることがあります。

数学において、四捨五入は基本的でありながら強力なツールです。問題を簡素化し、日常生活や専門分野で数字を理解しやすくするのに役立ちます。いつ、どのように適切に四捨五入するかを学ぶことは、より正確で実用的な決定を下すのに役立ちます。

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